保険診療の費用

保険診療には一定の制限や規定がございますため、すべての診療を保険の範囲内でご提供することが難しい場合がございます。

ご不明な点やご心配なことがございましたら、どうぞお気軽にスタッフまでお声がけください。

保険診療回数制限

• 一般不妊治療（タイミング・人工授精） ：年齢、回数制限の制限はございません
• 生殖補助医療（体外受精） ：年齢により回数の制限があります

＜生殖補助医療＞

初回治療計画日の女性の年齢が43歳未満の方は保険適用となりますが、43歳を越える場合は自費となります。

治療開始日時点で、43歳未満に限ると定められています。

保険適用費用

【基本診療料】

初診料	920円
再診料	390円
電話再診料	240円
夜間・早朝等　加算（18：00以降　土12：00以降、日祝終日）	上記金額＋150円

【一般不妊治療・人工授精】

一般不妊治療管理料（3ヶ月に1回）	750円
人工授精	5,460円

【体外受精・顕微授精】

生殖補助医療管理料	900円
超音波検査	1,590円
ホルモン採血（３項目）	1,780円
自己注射1本（数回分）	約18,000円

＜採卵＞

採卵毎に下記を加算
※卵子が取れた場合は、採卵基本料＋個数の料金となります。

採卵基本料（0個の場合）	9,600円
1個	7,200円
2～5個	10,800円
6～9個	16,500円
10個以上	21,600円

※処置に伴う薬剤等や麻酔の場合は別途費用がかかります

＜受精法＞

新鮮精子加算	3,000円
媒精(ふりかけ)　（個数にかかわらず）	9,600円
顕微授精代（ICSI）　1個	11,400円
顕微授精代（ICSI）　2～5個	17,400円
顕微授精代（ICSI）　6～9個	27,000円
顕微授精代（ICSI）　10個以上	35,400円

※両方実施の場合、顕微授精代+媒精の半分（4,800円）

＜受精卵培養（採卵翌日から：受精した個数毎）＞

1個	13,500円
2～5個	18,000円
6～9個	25,200円
10個以上	31,500円

＜胚盤胞加算（胚盤胞培養個数）＞

1個	4,500円
2～5個	6,000円
6～9個	7,500円
10個以上	9,000円

＜胚凍結保存＞

1個	15,000円
2～5個	21,000円
6～9個	30,600円
10個以上	39,000円

＜胚凍結保存維持管理料＞

胚凍結保存維持管理料	10,500円

＜胚移植＞

新鮮胚移植	22,500円
融解胚移植	36,000円
アシスティッドハッチング	3,000円
移植用培養液	3,000円

※処置に伴う薬剤等は別途費用がかかります

＜精子凍結保存管理料＞

採取精子調整管理料（精巣内精子採取）	15,000円
精子凍結保存管理料（精巣内精子）	4,500円
精子凍結保存管理料(医療適用)	3,000円
精子凍結保存維持管理料	2,100円

こちらは現時点での料金表となります
今後、変更の可能性がある場合がございますのでご了承ください

保険外負担に関する事項（選定療養）について

選定療養とは、厚生労働大臣の定めにより、保険適用外の治療を、保険適用の治療と併せて受けることができる制度のことです。
※医学的に必要と認められない患者の都合による精子の凍結については選定療養(保険適用外)となります。

選定療養(自己都合にて凍結精子/採卵1回分)	22,000円

先進医療

先進医療料金

SEET法	23,000円
子宮内膜受容能検査1（ERA）	138,000円
子宮内細菌叢検査1（EMMA/ALICE）	73,000円
子宮内膜スクラッチ	16,000円
二段階胚移植法　新鮮胚移植	69,000円
二段階胚移植法　凍結融解胚移植	95,000円
子宮内細菌叢検査2（子宮内フローラ）	56,000円
タイムラプス　iDAScore評価なし	34,000円
タイムラプス　iDAScore評価あり	44,000円
次世代シーケンサーを用いた流死産絨毛・胎児組織染色体検査（POC）	120,000円
子宮内膜受容能検査2（ERPeak）	133,000円
ヒアルロン酸を用いた生理学的精子選択術（PICSI）	24,000円
膜構造を用いた生理学的精子選択術	28,000円
抗ネオセルフβ2グリコプロテインⅠ複合体抗体検査	37,000円

保険医療機関における書面掲示（施設基準等）

当院では、令和6年6月の診療報酬改定に基づき、東海北陸厚生局に届出た施設基準等をホームページ上で掲載しております。

東海北陸厚生局に届出ている施設基準

• 時間外対応加算4
• HPV核酸検出及びHPV核酸検出（簡易ジェノタイプ判定）
• 婦人科特定疾患治療管理料
• 一般不妊治療管理料
• 生殖補助医療管理料1
• 遺伝カウンセリング加算
• 酸素購入価格に関する届出
• 医療DX推進体制整備加算
• ベースアップ評価料（I）

明細書発行体制等加算

当院では、医療の透明化や患者さまへの情報提供を積極的に推進していく観点から、領収書の発行の際に個別の診療報酬の算定項目の分かる明細書を無料で発行しております。

医療情報取得加算

当院は、オンライン資格確認システムを導入し、マイナンバーカードによる保険証（マイナ保険証）の利用を推奨しております。
当院が患者様からお預かりした受診歴、薬剤情報、特定健診情報その他必要な診療情報は、適切に管理・活用して診察いたします。

医療DX推進体制整備加算について

初診時に月１回に限り医療DX推進体制整備加算を算定いたします。
当院は医療DXを推進して、質の高い医療を提供できるように体制整備を行っております。
オンライン資格確認等システムによる取得した医療情報等を活用して診療を実施しております。
マイナ保険証利用を促進するなど、医療DXを通じて質の高い医療を提供できるよう取り組んでおります。

マイナンバーカードの保険証利用について

マイナンバーカードは、オンライン資格確認において健康保険証として利用できます。（マイナンバーカードと一体化していない市町村の公費負担受給者証などは必ず原本をお持ちください。）
マイナンバーカードの保険証の利用等を通じて、質の高い診療を実施するため十分な診療情報（受診歴・薬剤情報・健診情報・その他診療情報）を取得し活用して診療を行うことに努めています。
正確な情報を取得・活用するため、マイナ保険証の利用にご協力をお願いいたします。

夜間早朝等加算

当院では「夜間早朝等加算」を算定しております。
平日午後6時以降、土曜日12時以降に受付をされた場合は、「夜間早朝等加算」が加算されます。
※保険診療のみ加算の対象となります。

一般名処方について

当院では院外処方箋を発行する場合は、一般名（成分名）により処方しております。
一般名処方によって、後発医薬品の使用促進を図るとともに、特定の医薬品の供給が不足した場合であっても患者さんに必要な医薬品が提供しやすくなります。
なお、令和6年10月1日より患者さまが一般名処方の処方箋から長期収載品（先発医薬品）へ変更を希望された場合は、薬剤費の一部が「選定療養費」の対象となり、ご負担いただくことがございます。

参考：高額療養制度

医療費が高額になった場合でも、患者様のご負担が一定額を超えないようにするための制度として「高額療養費制度」が設けられています。
この制度をご利用いただくことで、1か月の医療費が自己負担限度額を超えた場合、超過分が後日払い戻される、または事前の申請により窓口での支払いを軽減することが可能です。
自己負担限度額は、年齢や所得に応じて定められており、入院・外来ともに対象となります。
ご利用には事前の手続きが必要となる場合がございますので、詳しくはスタッフまでお気軽にご相談ください。